本を読んだときは「なるほど」と思ったのに、しばらくすると何が書いてあったか思い出せない。多くの人に覚えがあることだと思います。読んだ内容は、読み返さないと薄れていきます。
この記事では、Kindle で引いたハイライトを使って、読んだ本の内容を無理なく読み返し続ける仕組みの作り方を説明します。
30 秒でわかる結論
| やること | 方法 |
|---|---|
| 読み返すものを絞る | 本全体ではなく、自分が線を引いた一節(ハイライト)を読み返す |
| きっかけを決める | 手帳やカレンダーに読み返す日を入れる。または、メール・通知・ウィジェットで自動で届けてもらう |
| 間をあけて、何度か読み返す | 一度で終わらせず、日をあけて同じ一節にもう一度出会う |
| 自分の言葉を足す | 読み返したときに、気づいたことや試したいことをメモに残す |
この記事でわかること
- 読んだ本の内容を忘れにくくするための、読み返しの考え方
- 手でできる読み返しの仕組み(カレンダー・読書メモ)
- メール・iPhone の通知・ウィジェットで、ハイライトを自動で届けてもらう方法
- 無料でできることと、有料プランでできること
読み返すのは「本」ではなく「ハイライト」
読み終えた本を最初から読み直すのは、時間がかかって続きません。読み返す対象は、**自分が線を引いた一節(ハイライト)**に絞るのがおすすめです。ハイライトには、そのときの自分が大事だと感じたことが詰まっています。
Kindle で引いたハイライトは、Amazon の「メモとハイライト」ページや、Kindle アプリの「注釈」で、本ごとに読み返せます(見方はこちら)。
手でできる読み返しの仕組み
道具を増やさなくても、次のような工夫で読み返しは続けられます。
- 読み返す日を決める: 読み終えた日に、1 週間後・1 か月後の予定として「○○のハイライトを読む」とカレンダーに入れます
- 5 分で読める量にする: 1 回に読み返すのは、ハイライト数件だけにします。全部を読もうとすると続きません
- 読み返したら、一言メモを足す: 「いまの仕事ではこう使えそう」「試してみたら、こうだった」など、自分の言葉を残します。メモの書き方は、デジタルの読書ノートの作り方で説明しています
ただ、本が増えると、どの本をいつ読み返すかを自分で管理するのは大変です。そこで、ハイライトを自動で届けてもらう方法があります。
ハイライトを自動で届けてもらう
BookNotion は、Kindle のハイライトとメモを自動で集めて、あとから振り返れるようにするサービスです。集めたハイライトを、メール・iPhone の通知・ウィジェットで届けます。
届くハイライトの選ばれ方
BookNotion の振り返りは、ハイライトをただ順番に送るのではなく、次のように選びます(BookNotion の仕組みとして確かめた内容です)。
- しばらく見ていない、忘れかけているハイライトを選ぶ
- 前に届いたハイライトは、3 日・7 日・14 日・30 日…と間をあけて、もう一度届く
- まだ一度も届いていないハイライトや、最近取り込んだハイライトも混ぜる
- なるべく別々の本から選ぶ
メール・通知・アプリの振り返りには、同じ回の同じハイライトが届きます。どれか 1 つで読めば十分です。
iPhone のアプリで振り返る
アプリのホームに「今回の振り返り」が出ます。カードを 1 枚ずつめくって読み、読み終えると「今回の振り返りは終わりました」と、次の振り返りの日時が出ます。

振り返りのカードからは、「メモを書く」「タグを追加」で、その場で自分の言葉を足せます。もう読まなくていいハイライトは「…」から「もう通知しない」、少なめでいいものは「通知頻度を減らす」を選べます。
ウィジェットで、アプリを開かずに読む
iPhone のホーム画面やロック画面に、ウィジェットを置けます(BookNotion 5.3.0 から)。今回の振り返りを終えるまでは振り返りのハイライトが、終えたあとは自分で選んだハイライトが表示されます。

ウィジェットに出すハイライトは、アプリの「設定」→「ウィジェット」で選びます。選んだハイライトは 45 分ごとに入れ替わります(無料は 5 件まで、Z プランは無制限)。

メールで届く頻度と件数
メールと通知の頻度・件数・時刻は、Web の「設定」→「リマインド設定」(アプリでは「設定」→「リマインド設定」)で変えます。
- 無料: 月 1 回、1 件
- Z プラン(月 1,000 円・年 9,600 円、7 日間無料): 毎日・毎週・毎月から選べて、1 回のハイライト数を 1・2・5・10 件にできます

ハイライトの取り込み方は、BookNotion の使い方で説明しています。
標準の機能で十分な人
- •読み返したい本は数冊だけ
- •カレンダーに予定を入れれば、自分で続けられる
- •1 冊を読み終えたときに、まとめて読み返せれば十分
BookNotion が向いている人
- ✓何冊もの本のハイライトを、少しずつ読み返したい
- ✓読み返すきっかけを、自分で作るのが苦手
- ✓メールや iPhone の通知・ウィジェットで、ふとしたときに読みたい
まとめ
- 読んだ本の内容を忘れにくくするには、ハイライトを、間をあけて何度か読み返す
- 読み返すのは本全体ではなくハイライト。1 回は 5 分で読める量にする
- 手でやるなら、カレンダーに読み返す日を入れ、読み返したら自分の言葉をメモに足す
- 自動でやるなら、BookNotion のようなサービスで、メール・通知・ウィジェットにハイライトを届けてもらう。BookNotion は月 1 回・1 件が無料で、毎日・最大 10 件は Z プラン