読書記録アプリを探すと、読書メーター・ブクログ・ビブリアなどがよく紹介されています。どれも読んだ本の記録には便利ですが、Kindle で読んで、線を引いた文章(ハイライト)まで残したいとなると、選び方が変わります。
この記事では、読書記録アプリを、Kindle で読む人の目線で比べます。各サービスの情報は、2026 年 10 月 6 日に各社の公式ページ(サイト・ヘルプ・App Store の掲載)で確かめたものです。
30 秒でわかる結論
| こんな人に | 候補 | 理由 |
|---|---|---|
| 感想を書いて、ほかの読者と交流したい | 感想・レビューの量と、交流の機能が充実 | |
| 紙の本を手軽に記録したい | バーコードで登録でき、画面がシンプル | |
| 日本の Kindle のハイライトを自動で集めたい | 日本の Kindle を含む 13 か国に対応。PC は 1 時間ごとに自動、iPhone はアプリを開いたときに取り込む | |
| 海外の Kindle(英語の本)と、ほかの読書アプリもまとめたい | 取り込み元が多い。ただし日本の Kindle には非対応 |
この記事でわかること
- 読書記録アプリを選ぶときの 5 つの軸
- 定番の読書記録アプリ(読書メーター・ブクログなど)でできること
- Kindle のハイライトを取り込めるサービス(Readwise・BookNotion)の違い
- 目的別の選び方と、組み合わせ方
選ぶときの 5 つの軸
| 軸 | 見るところ |
|---|---|
| 1. Kindle のハイライト | 線を引いた文章を取り込めるか。自動か、手で取り込むか。日本の Kindle(amazon.co.jp)に対応しているか |
| 2. 無料でどこまで使えるか | 無料の範囲と、有料プランの値段 |
| 3. 交流(SNS) | 感想を公開して交流したいか、一人で記録したいか |
| 4. 紙の本 | バーコードで登録できるか、写真から文字を取り込めるか |
| 5. 端末と書き出し | Android で使えるか。CSV・Notion などに書き出せるか |
よく紹介される読書記録アプリの比較記事は、2〜5 を軸にしているものがほとんどです。Kindle で読む人は、1 の軸を最初に見ると選びやすくなります。
定番の読書記録アプリ
読書メーター
読んだ本を記録して、読書量をグラフで見たり、ほかの読者と感想でつながったりできるサービスです。会員登録は無料で、Web・iPhone・Android で使えます。App Store では「1,800 万件を超える感想・レビュー」を掲げていて、感想を読むのも書くのも楽しい人に向いています。バーコードの連続読み取りで本を登録できます。
公式ヘルプには、Kindle のハイライトを取り込む機能はありませんでした。
ブクログ
本棚の形で読書を記録するサービスです。Web・iPhone・Android で使え、無料会員のほか、本棚のフォルダ分けや広告の非表示などができる「ブクログプレミアム」(月 480 円・年 4,600 円)があります。本棚を CSV で書き出す・読み込む機能(PC の Web 版のみ)や、honto で買った本が本棚に自動で入る連携があります。
心に残った文章は、自分だけが見られる「フレーズ」に、ページ数と一緒に手で記録できます。Kindle のハイライトを取り込む機能は、公式ヘルプにはありませんでした。
スマホで手軽に記録するアプリ
| アプリ | 端末 | 料金 | 特徴 |
|---|---|---|---|
| iPhone のみ | 無料(アプリ内課金 780 円) | シンプルな本棚、月別のグラフ、読書メモ | |
| iPhone・Android | 無料(プレミアム 月 350 円・年 3,500 円) | 会員登録なしで使える。CSV 出力はプレミアム | |
| iPhone・Android | 無料(プレミアム 月 330 円・年 3,300 円) | いいね数・フォロワー数を見せない読書の SNS。CSV 書き出し | |
| iPhone・iPad・Mac・Android | 無料(プレミアム 月 380 円・年 3,400 円) | 写真から文字を取り込む機能(OCR)、CSV・Excel |
どれもバーコードで本を登録できます。公式の説明には、Kindle のハイライトを取り込む機能はありませんでした。
Kindle のハイライトを取り込めるサービス
Kindle で引いた線を残したいなら、こちらの比較が大事になります。
| サービス | 日本の Kindle | 取り込み方 | 無料でできること | 有料プラン | Android |
|---|---|---|---|---|---|
| 非対応と明記 | PC のブラウザ拡張で自動で同期 | 30 日間の無料体験 | Lite 月 $6.99・Full 月 $12.99(年払いは割引) | あり | |
| 対応(13 か国) | PC の Chrome 拡張で 1 時間ごとに自動。iPhone・iPad はアプリを開いたときに取り込む | 取り込み・閲覧・月 1 回のリマインドメール | Z プラン 月 1,000 円・年 9,600 円(Notion への書き出しなど) | アプリなし |
(2026 年 10 月 6 日に各社の公式ページで確認。料金は公式サイトの表示。アプリ内課金の価格は変わることがあります)
Readwise
Kindle のほか、Apple Books・Instapaper・Pocket など多くのサービスからハイライトを集め、毎日の復習(Daily Review)で読み返すサービスです。Notion・Obsidian・Markdown・CSV など、書き出し先も豊富です。
ただし、公式ドキュメントには、日本の Amazon(amazon.co.jp)の Kindle は同期に対応していないと書かれています。アプリの対応言語は英語だけです。英語の Kindle 本を海外の Amazon で買っている人に向いています。
BookNotion
BookNotion は、Kindle のハイライトとメモを自動で集めて、あとから振り返れるようにするサービスです。

- 日本の Kindle を含む 13 か国のストアに対応
- PC は Chrome 拡張が 1 時間ごとに自動で、iPhone・iPad はアプリを開いたときに取り込む
- 無料で、取り込み・閲覧・月 1 回のリマインドメール
- Z プラン(月 1,000 円・年 9,600 円、7 日間無料)で、Notion への書き出し(書籍とハイライトの 2 つのデータベース)、紙の本の手動登録(バーコード・写真からの文字の読み取り)、リマインドメールのカスタマイズ
一方で、次のような弱点もあります。
- Android のアプリが無い(Android の人は PC の Chrome 拡張で使う)
- Notion への書き出しは有料(Z プラン)
- CSV・Markdown・Obsidian への直接の書き出しは無い
- 感想を共有する SNS の機能は無い
- Kobo・Apple Books など、Kindle 以外の電子書籍には対応していない
Notion への書き出しの中身は「Notion で読書記録をつける方法」で説明しています。
目的別の選び方
| 目的 | 向いているサービス |
|---|---|
| 感想を書いて交流したい | |
| 紙の本をスマホで手軽に記録したい | |
| ゆるくつながりながら記録したい | |
| 海外の Kindle と、ほかの読書アプリもまとめたい | |
| 日本の Kindle のハイライトを自動で集めて、Notion にも残したい |
組み合わせて使うのもあり
読書記録アプリは、1 つに絞る必要はありません。たとえば、読んだ本の記録と感想の共有は読書メーター、Kindle のハイライトは BookNotion で自動で集めるのように、役割で分けると、それぞれの得意なところを使えます。
まとめ
- 定番の読書記録アプリ(読書メーター・ブクログ・ビブリアなど)は、読んだ本の記録と感想が中心。公式の説明に、Kindle のハイライトを取り込む機能はなかった
- Kindle のハイライトを取り込むなら、Readwise や BookNotion などのサービスを使う
- 日本の Kindle に対応しているかを最初に確かめる(Readwise は非対応と明記)
- 日本の Kindle のハイライトを自動で集めたいなら BookNotion、感想の交流なら読書メーター・ブクログが候補